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管理委託費削減の注意点

マンション管理組合の会計の中で、支出が最も多いのが、管理委託費です。この管理委託費を削減したいと思っている理事会役員の方は、多いと思います。削減をするときの注意点を下記にまとめました。

 

①理事会で、管理委託費を削減する場合、管理会社に気づかれないようにする。

(最近は、理事会の中で管理会社の担当者を席を外すように求めると、管理費削減または管理会社変更の取組みと思われます)

②管理費削減を行っている、マンション管理士事務所など、いくつか相談し(無料相談があると良い)当マンションの適正な管理委託費を確認する。

(マンション管理士事務所により査定方法が異なるので、複数から聞く事をおすすめします)

③マンション管理士などのコンサルタントを採用するか、検討をする。その際には、管理委託費の診断結果やその対応などを見比べる。

④マンション管理士を採用せずに、自分たちだけで管理費削減を行う場合は、現管理会社が管理費削減を提案してくるので、その場合、管理員の勤務時間や人数、点検回数や清掃回数を減らすスペックダウンとならないように確認が必要です。

⑤マンション管理士などのコンサルタントを採用する場合は、3社程度にプレゼンテーションをして頂き、実績や取組み方法、費用等を比較すると良いでしょう。

⑥マンション管理士などのコンサルタントを1社に絞ったら、総会に向けた説明会を行い、事前に理事会の考えを他の区分所有者へ伝えておくことが必要です。

⑦説明会や総会では、管理会社からの妨害工作もありますので、注意が必要です。

(妨害工作については、また別の記事でお知らせいたします)