マンション長期修繕計画書とはマンションにおいて将来発生する修繕工事や設備更新等を
計画的に進めるための資金繰りの根拠となるものですが、多くのマンション管理組合では、
管理会社の言いなりとなり、管理会社の「売上予定表」として利用されています。
管理組合が主導で修繕工事や設備更新を行わないと、その「売上予定表」通りに工事が進められ、
資金が不足し、月額修繕積立金の値上や一時金の徴収などを行う管理組合が多いのが実態です。
月額修繕積立金の値上や一時金徴収の回避方法としては、
①早い段階から適正な長期修繕計画を立てること。
②管理組合の収支を見直し、無駄を省こと。
この二つを行うことで、月額修繕積立金の値上や一時金徴収などにおいて区分所有者の負担が
軽減できると共に、月額修繕積立金の値上によるマンション資産価値の下落を防ぐことができます。