管理委託費の値上げ

 この10年間で東京都の最低賃金が約200円上がり、人件費が高騰してきました。

特にサービス業では顕著な人材不足でコンビニやファミレス、居酒屋チェーンなどでは外国人労働者が目立ちます。

マンション管理では管理員、コンシェルジュ、警備員、清掃員の人手不足が目立ち、募集をかけても中々人が集まらないようです。

特に管理員と清掃員は現在働いている人たちも高齢となり、今後の人手不足が心配されます。

ある管理会社は数百件の管理組合に対して、値上げまたは値上げに応じない場合は解約すると一方的に通知したといいます。

管理組合にとっては驚きと戸惑いがあり、他の管理会社を見つける猶予もないことから、泣き寝入りで値上げの条件を受け入れた組合もあります。最低賃金の値上げは今後もしばらく続きそうですが、その値上げ率に応じた値上げならまだ理由がはっきりしていますが、管理会社ではこれを期に便乗値上げをしていると思われるものもありますので、その中身の精査が必要です。

 

値上げの通知が来たら、まずは現状の金額と値上げの金額が妥当かどうかを確認してください。

管理費適正診断はいつでもお受けいたします。

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